Monthly Archives: 4月 2016

八鶴湖と桜と学生服に昭和を少し感じながら。

今年で二度目、八鶴湖の桜を写真に撮る為に出向いたのは。
でも、八鶴湖に桜の時期に初めて訪れたのはもう十年も前だろうか?長女が高校に入学するよりも前だったと思う。
その頃は八鶴湖の歴史も知らずに居たし、今ではずいぶんお世話になっている八鶴亭も、ただこの場所に旧い建物があるのだなと思うだけだった。
その後、地元の人達とのお付き合いも始まって、今は八鶴湖の数十年前の桜祭の写真もスキャニングして持っている。

花祭り 昭和34年、4、1

この写真は以前にこのブログに投稿した初出の写真と同じ方が撮影したもので、いつかはちゃんとした記録として、どこかに発表するものだと思っているのだが、今のところは適切な機会を得ていない。
しかし、奇麗な和服の女性と桜とお酒とにやけたおじさん。なかなか良い写真では無いかと。

この他にも当時は花祭りパレードと称して四月十五日にお祭りをしていたようだ。

 

さて今年の八鶴湖の桜なのだけが早くに春が来ると世間が開花に色めき立ったのを他所に、気温は上がったり下がったりを繰り返し結局桜が満開になったのは例年通り四月の初旬となった。
高校に入学したばかりの学生たちをお祝いするかのように暖かくなった気温とソメイヨシノの柔らかなピンクが心地よい。

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この写真はまるで昭和の映画の一コマのようで僕は好きだ。
恐れ多いが映画監督の小津安二郎を想像しながらシャッターを切った。
あの白黒写真の頃の映画は心地よいリズムを持っていると思う。学生服というものにも、また一つの何かご意見のようなものがある事も多少は承知しているが、こんな景色を見ると学生服って良いなと思ってしまうのは、きっと小津映画の時代の印象からのような気もする。

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こちらは女学生と桜。(女学生が古い?なんとなく気分を出して。。)
足早に通り過ぎて行くのはカメラに気が付いたからだろうか。

桜祭りの頃の八鶴湖は人が多い。きっと一年の中で最も人出が多い時期となる。でもそれは賑やかという程度のものであり、喧噪とは違うその様子は対して苦にもなら無いし却って微笑ましいくらいのものなのだ。が、こうして人が多く見えるとつい人の居ない場所を探してみたくなる。脇道はいつも僕にとって魅力的なのだ。とは言ってもこの日はこの後に用事があるので近場の脇道を選んでみた。

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八鶴湖から逸れる事、わずか100m程度だろうか。(苦笑
池に隣接する公園の裏にはこんな素敵な桜の道があった。できればブルーの金網が無ければと、できれば道路を舗装をしてないければと思うのは、そこに生活をしていない人間の勝手な思いなのだろうな。柔らかな桜の花と公園から聞こえる子供達の声が良い時間を作っていた。

見上げてみれば、あー昔は良くこうして木の写真を撮っていたなという久しぶりの構図。

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とにかく日本の昔の芸術が好きだった、あの頃を思い出す。

今年の桜でした。

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桜雨の少し前 成人式の前撮り撮影 八鶴亭

先日、早くも桜の花が開花すると巷を騒がせていた頃、東金市の八鶴亭で成人式の前撮り撮影をしました。
桜の花が・・・などと話題になっていたので、もしかすると、と思っていたのですが当日は小雨が降るお天気で、また気温も上がったと思えば肌寒さを感じるような気温に下がり変な期待はすっかり裏切られてしまったのだけれど、逆にいつもとは少し違ったパターンでの撮影となりました。

八鶴亭の話題が多いこのブログなので、何度かこのブログに訪れた方はすでにご存知かと思いますが八鶴亭は100年以上建ち続けている木造建築の建物です。現在、玄関のある本館は新しいとは言え戦前に建てられたもので、やはり現在の風情とは違った趣きがあります。
いつもなら八鶴湖の周辺を少し歩いたりするのですが、足下の悪い今日は玄関先での写真から撮り始めたのですが、ならば、いつもより玄関の周辺を片付けましょうと思い立ち、まわりにあったもの全て陰に隠してしまいました。。

 

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と言いつつも、この写真では解りませんね。(苦笑

次に向かったのは僕が好きな渡り廊下です。
木造で作られた渡り廊下は橋のようになっていて新館からビリヤード棟、お風呂場に向かう道なのです。木造建築だからでしょうか、どこかに優しさがあります。
今回、「八鶴亭写真プラン」をご利用いただいた方は成東に住まわれる方で八鶴亭は知っていたけれど、八鶴亭に入るのは初めてという方でした。何度が八鶴亭でお食事をされた事のある方でも滅多に入る事の無い、この渡り廊下です。玄関の撮影が終わってから渡り廊下にご案内すると「わぁー」という声が聞こえました。面白いのですよね、この建物は。決して建築の専門家では無くとも、面白いと感じられる建物です。

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今回は僕の得意の(笑)真っ直ぐにこちらを向いて立ってもらうところから写真を撮りました。
どんなパターンで撮りだすかはその時の雰囲気で進めちゃうのですが、今回は「とりあえず、真っ直ぐにこっちを向いてもらおうかな?」と言って始めました。ちょっと好きな感じです。
外は小雨が降る天気、なのでいつもよりは均等に両側の窓から光が入って来ます。そして光も柔らかいです。


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晴れの日はもちろん良いのですが、優しい光の雨もまた良いものです。
なんでしょう。「成人になるのだな」と思ったりしました。

そして銀杏館へ向かいます。
こちらが現存する建物の中では最も古い大正時代に建てられた建物で窓からお庭を眺める事のできるお部屋です。
これまた写真には無いのですが、床の間が四つ並ぶ作りで、、えっと教えてもらったのだけれど忘れてしまいました。何とかって言う作り方だそうです。

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まだ、少し雨が降る中でしたが、窓を空けて外からの写真を撮りました。

八鶴亭での撮影は、いつも時間の感覚を少し変えてくれます。
それは、穏やかな優しい時間の流れ方な感じです。古い建物が持っている時間の流れなのでしょうか。ちょうど古木に触れた時と同じような、そんな感覚に似ていると思います。

もう春が目の前に来た、そんな時期に撮影した八鶴亭での成人のお祝い記念の写真でした。

八鶴亭の写真撮影にご興味のある方はぜひお問い合わせください。
「八鶴亭写真プラン」

こちらのページでこの記事に使用した写真の続きがご覧になれます。
「桜雨の少し前 八鶴亭の成人式の前撮り撮影」

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