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鞆の浦の結婚式 撮影後記
広島県は鞆の浦という小さな漁村での結婚式です。

ここは新婦の故郷からほど近い場所で、ご実家は今もここにあります。


僕にとって鞆の浦という場所は
映画「崖の上のポニョ」を制作する際に宮崎駿監督が行った場所という事だけが先入観としてあり
その様子をテレビで流れているのを見て、画面上からの景色が先にあって
行く前からどんな場所であるのか、とても楽しみでしかたがありませんでした。


ついて当日はロケハンと称して鞆の浦に散歩に出かけました。
スライドの最初の10枚程は前日の散歩の様子です。
実際の鞆の浦は旧い建物を残す意外な程の観光地でした。
(あとで知る事になるのですが観光とは休日の景色で平日の鞆の浦は小さな漁村の顔なのです。)
旧い町並みはちょっとしたロケ撮には困る事は全く無い程で
逆に新婦の故郷としての思い出を探す方が難しかったりします。


今回の結婚式が鞆の浦になったのは当然新婦の故郷だからであり
その場で育ったからです。
ロケーションが良いから選んだのでは無いというところが僕はとても好きでした。
ただ、実際の新婦の家は鞆の浦から車で5〜10分程度のところ
小さい時に鞆の浦で遊んだという事はあまり無いようで・・・・(笑
ちょっとどうするかな・・・・・
その日はそこにいる新郎新婦と新郎の母姉との散歩を撮っていました。


その日の夜は新郎新婦と家族の会食でご一緒させていただきました。
その時にふと感じたのが、やはり新婦家族にとって福山周辺は地元なのだと言う事。
当たり前の事なのですが難しく考えずに
そこに居る家族達を撮ろうと思うに至り。。。


当日は鞆の浦の神社と町並みで写真を撮って
そのあとは何とお父様の会社の船で無人島に行ってバーベキューパーティと相成りました。
瀬戸内の海は静かでほとんど揺れる事も無く
快適なクルージング(英語が似合わない)を30分程続けます。
新婦の姉妹は慣れたものと言った感じで船の渕に座りのんびりしています。
ここが地元なのだなぁと思わせるのです。


辿り着いた島は小さい時からお父さんに何度も連れて来られた島で
幾度と無くこの島でバーベキューやキャンプをしたそうです。
島には鹿と孔雀が生息していて
人が来ると恐る恐る近づきつつもすぐに慣れ始め人から食べ物をもらっています。
どうやら度々人が訪れては鹿達に何かを上げているのだろうな。
たぶん娘達も昔から鹿達に何かを与えていたのかな。
今は三姉妹全員が東京に住んでいるのですが
昔取った杵柄ではありませんが自然の中で遊ぶ事は良く知っているようです。


これは結婚式なのかと思えるような写真達ではありますが
撮った僕も結婚式とはあまり感じて撮っていなかったと思います。
結婚式という場面で人を撮ろうといつも思うのですが
この場合はそんな事すら感じていませんでした。


良い日差しの中で皆が作って来てくれたテルテルボウズが笑っていました。


箱の無い結婚式です。
全てが楽しく進みました。


またいつか訪れてみたい鞆の浦です。




森 時尚